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「多品種少量生産」「画角違い」の
検査がより簡単となるVer.2.3.0をリリース
シーイーシーは、ディープラーニングを活用したAI外観検査・画像検査システム「WiseImaging®(ワイズイメージング)」において、多品種少量生産での検査や画角違いの検査をより簡単に行える「WiseImaging Ver.2.3.0」の提供を開始しました。
従来の検査手法では、多品種少量生産や1ワークに対して複数画角で検査する際、「大量の学習用画像を用意する手間」と「AIに画像を学習させる時間の増加」が課題となっていました。今回のバージョンアップでは、欠陥の特徴に注目して学習を行う機能が充実したことにより、課題であった手間や時間を削減できるようになっています。
WiseImaging Ver.2.3.0の主な特長
バージョンアップにより、簡単となった検査
- 対象ワークが多品種少量生産(品種、大きさ、形状違いなど)である検査
- 1ワークに対して複数画角でのチェックが必要な検査
「学習用画像」と「学習時間」の削減により、インライン化までのコスト低減
従来手法では「バリエーション(品種、大きさ、形状、画角違いなど)ごと」にAIモデルを作成する必要がありました。
そのため、多品種少量生産ラインの検査では、AIに学習させる「大量の学習用画像を用意する手間」と「長い学習時間」が不可欠でした。
今回のバージョンでは、欠陥の特徴に注目して学習を行う機能が充実したことにより、同一種類の欠陥であればワークの形状違いや多画角などの影響を受けにくい汎用的なAIモデルが作成できるようになりました。
結果、準備する画像枚数やバリエーションが、従来の検査手法よりも少量で済み、精度向上が容易となっています。

欠陥ごとの詳細なNG判定基準が設定可能になりました
画像内にある欠陥の位置と種類を検出、欠陥種類ごとの検出数や、欠陥の大きさ(pixel)の判定が可能となりました。
「欠陥の個数」「欠陥の大きさ」をNG判定基準として指定できるようになっており、より詳細に判定条件を設定することができます。
本バージョンで対応したその他の更新内容
- 多段階の判定を行った場合の出力結果内容フォーマットを追加しました。
- その他、複数の改善を行いました。
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