
「Reavirtry(リバトリー)」は、生産ライン設計時の計算ツールです。
日産自動車の開発により、ライン仕様検討時の設備稼動率の予測や生産能力比較、ボトルネック工程の抽出、
生産台数予測など幅広い用途での活用実績があります。
ドラッグ&ドロップの手法を使い、「ライン」「サブ工程」「コンベア」の3つの要素のみでラインを定義します。各プロセスを定義さえ完了すれば、プログラミングする必要はありません。
故障強度率やサイクルタイム、ロット数などの設定によって、生産ラインの設計、シミュレーションが可能です。故障強度の情報を基にスピード調整を行うことで、工程の停止時間を短縮させるといった改善方法の検討にもつながります。
前側・後側の手待ちを確認すると後側の手待ちが多く発生。「前工程から次の工程へ送るところにボトルネックがありそう」といった気づきをReavirtry上ですぐに確認できるため、改善すべきポイントを絞れます。
NPW(NISSAN PRODUCTION WAY)は、自動車の製造を通じて蓄積してきたノウハウを凝縮した生産方式です。モノの流れを「品質」「コスト」「時間」の3つの軸で常に捉え、モノづくりのプロセスから徹底的にムダを省きます。NPWは、お客さまの望む"時"と"場"に合わせ、高品質な製品を最適なプロセスで提供するシステムであり、そのシステムを構築するための知識体系です。
検討から結果まで時間の
リードタイム長い
計算結果を関係者に
伝えることが難しい
故障や供給タイミングを
計算に含めると複雑に
20年前に、栃木工場の車体生産ラインで「部品を供給するマガジンを何レーン準備すればよいか」や「車体のオーバヘッドコンベア(ボディを運ぶコンベア)のハンガーを何台にすればいいのか」というシミュレーションの依頼がありました。それから簡単なラインとコンベアを組み合わせたシミュレーションの作成に向けて検討を進めてきました。
その当時、理論式を並べてハンガーの台数を計算していたが、上司などに理解していただくのが難しかった。市販のシミュレーションソフトなども使用していたが、検討した内容と実際の理屈に合う結果が得られるまで「時間がかかっていました」。
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