お知らせ
画像検査用AIを“手の内化”できるツールとしてUIや設定を簡易化
2021/12/8
リリース情報シーイーシーは、ディープラーニングを活用したAI外観検査・画像検査システム「WiseImaging®(ワイズイメージング)」のUI(ユーザーインターフェース)を一新、より簡単な操作でAI画像検査を構築できるよう画面構成や設定方法を改善した最新バージョン「WiseImaging Ver.2.0」の提供を開始しました。
最新バージョンは、従来の画面や機能をまとめ、全体の画面数を約45%、学習から結果確認までの画面遷移を約75%削減しました。また、細かなパラメーター設定なしに複数の手法で学習を実施、その結果を比較して最適な手法を選定できる「簡単学習モード」や、準備したデータセットが学習に適しているかを事前分析する「データ分析機能」を追加。AI判定モデルの構築がより簡単になり、工場の現場担当者が画像検査用AIを内製化=手の内化できるツールとなっています。
WiseImaging Ver.2.0の主な特長
学習開始まで3ステップのシンプルな画面でAIのモデル構築作業がより簡単に
画面数や画面遷移を減らし、一連の流れでAIの学習に必要な設定を実施できるよう、ユーザーインターフェースを一新、簡易化しました。また、詳細なパラメーター設定が必要な場合、数値入力以外にスライドバーでも調節可能とし、視覚的に変更することが可能となっています。
図1:学習開始までのステップ
細かなパラメーター設定が不要で複数の学習手法を一括して試せる「簡単学習モード」
ネットワーク設定、パラメーター設定をせず、ラベリング、データセットの設定のみで複数の学習手法を実施、どの学習が適しているか精度を比較することができる「簡単学習モード」を追加しました。比較をもとに適した学習手法を選択、用いることにより、精度の高い検査モデル構築が可能です。
より詳細に設定できる「高度学習モード」も用意しており、用途にあわせて使い分けることができます。
図2:簡単学習モードの画面
データ不備による学習手戻りを抑制する「データ分析機能」を追加
準備したデータセットが学習に適しているかを事前に分析できる「データ分析機能」を追加しました。 データの偏りを事前に確認することができ、データの不備による学習再実行などの手戻りを抑制します。
図3:データ分析画面
本バージョンで対応したその他の更新内容
- 条件を変えた学習処理を複数登録のうえ、順次実行できるようになりました。
- GPU数に応じて学習処理を並列実行できるようになりました。
- 使用頻度の高い前処理を学習ツールで設定する機能を追加しました。
- 検査フローの出力機能を学習ツールに統合しました。
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