お知らせ
現場で使える良品学習に進化したVer.2.2をリリース
2022/12/16
リリース情報シーイーシーは、ディープラーニングを活用したAI外観検査・画像検査システム「WiseImaging®(ワイズイメージング)」の学習機能を充実させた最新バージョン「WiseImaging Ver2.2」の提供を開始しましたので、お知らせします。
WiseImagingでは、AI外観検査を取り組む上で課題となる「不良品画像集め」に対し、少ない画像枚数で学習ができる仕組みやAIを用いた不良品画像の生成、画像データの増加機能を充実させています。これにより、効率的に精度の高い機械学習モデルを作成できるよう進化しました。
WiseImaging Ver2.2の主な特長
良品学習(教師なし学習)の新手法追加
良品学習の手法に「FeatureFlow」を追加しました。200枚の画像を学習した場合、従来は3時間ほどかかっていた学習時間を5分ほどにすることが可能です。
また、学習時のパラメーターも最適化されるため、高い精度を保ちながら変化に強いAIモデルを生成できます。
直感的に分析できるヒートマップ画像
従来、画像ごとに反応度合いを可視化していましたが、データセット全体で共通の基準を使用して可視化する方法に変更しました。これにより、画像間の反応度合いを比較し、学習の評価、追加学習の判断に向け、効果的な分析ができるようになりました。
また、ヒートマップ画像の感度を変更する機能を追加しました。感度を変更することで、1枚の画像に複数の欠陥がある場合などに反応の差を分析できます。
画像データの増加手法を新たに11種類追加
今回の手法追加により、不良品画像が少ない場合でも画像を増やし、高い精度で柔軟性の高いAIモデルを生成できます。
WiseImagingのオプションである不良品画像を自動生成するNGGeneratorと併用することで、さらに高い効果が見込めます。
本バージョンで対応したその他の更新内容
- 高度学習画面の構成変更をしました。
- マニュアルダウンロードボタンを追加しました。
- 検査設定画面を追加しました。
- その他、複数の操作性改善を行いました。
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